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【未来都市】第二のドバイ!建設ラッシュアゼルバイジャンの観光情報

何かと話題の超近未来都市、バクーが首都のアゼルバイジャン

日本人にはあまり馴染みのない国ですが、面白いところですのでご紹介させていただきます。

 

どんなところ? 

アゼルバイジャン共和国は、南コーカサスに位置する共和制国家。カスピ海西岸に位置し、東ヨーロッパに含められることもある。首都はバクー。アルメニア人が多数居住する西部のナゴルノ・カラバフ地方は、事実上独立した状態となっている。

 

ディープで粋な楽しみ方!

アゼルバイジャンならではの楽しみ方、他では味わえない体験などを紹介します!

 

ゾロアスター教:拝火教寺院

f:id:unknown_miler:20171214232302j:plain古代より燃え続ける炎

アゼルバイジャンには”火を守るもの”という意味があり、湧き出る原油天然ガス、鉱石などが輸出額の90%を超え、この国の脅威的な経済成長を支えてきました。

これにちなみ、アゼルバイジャン発祥とされるゾロアスター教は偶像ではなく、火を最高神の象徴と崇め、”拝火教”と呼ばれています。 

 

石油まみれ!真っ黒な黄金風呂

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原油産出国のアゼルバイジャンならでは、贅沢なオイルスパ

皮膚病やリウマチなどの神経痛に効果があるとされ、また保湿効果により女性の美肌の為にも人気のある石油風呂です。

ドロドロしていて抵抗感もありますし、発がん性物質も多少含んでいるので、勇気のある方はここだけでしか味わえない体験をどうぞ。

 

第二のドバイ!超近未来な街並み

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超絶バブリーなバクー

風の吹く街という意味なのですが、この写真のようなデス・スター・ホテルが建設中だったり、現在最高峰のブルジュ・ハリファ(828m)を超える高さの建設中のジッダ・タワー(1,008m)をさらに凌ぐ、世界最高峰1,050mのビル、その名もアゼルバイジャン・タワーが建設中です。

 

観光地は?

アゼルバイジャンでの観光地は主に首都バクーのみなので、まずはバクー近辺の世界遺産からご紹介します。

 

バクー旧市街 (Walled City of Baku)

f:id:unknown_miler:20171214232933j:plain イチェリ・シャハルと呼ばれるこのバクー城内エリアは、”城壁都市バクー、シルヴァンシャー宮殿、及び乙女の塔”という名前で世界遺産登録がされています。

バクーの街は5世紀頃からあったとされますが、存在が確認されたのは10世紀まで遅れました。

 

シルヴァンシャー宮殿 (Place of The Shirvanshahs)

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15世紀に建造された、アゼルバイジャン初の世界遺産認定の宮殿です。

ディワンハーネハーレムハマムモスクで構成され、16世紀までこの地を支配したシルヴァンシャー朝の王宮として使用されていました。

2000年のバクー大地震の影響で危機遺産となりましたが、復旧が行われ、現在は宮殿部分が博物館として一般公開されています。

 

ムハンマド・モスク (Mohammed Mosque)

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城壁内最古といわれるミナレットを持つマスクです。

11世紀に創建されました。

 

乙女の塔 (Maiden's Tower)

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乙女の塔、クイズ・ガラスイは12世紀に建てられた楕円形の見張り塔のことです。

望まない結婚を押し付けられた王女が、ここから身を投げたことでこの名がつけられました。

 

コブスタン国立保護区 (Gobustan Rock Art Cultural Landscape)

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バクー中心部から65km南西に離れたゴブスタンのロック・アートと文化的景観は、1966年に保護区に設定され、2007年に世界遺産に登録されました。

考古学的な記念碑などが多く残っているゴブスタン保護区には、60万点を超えるロック・アートが存在しています。

約5000年〜2万年前のアートが描かれているということで、人気の観光名所です。

 

ヘイダル・アリエフ・センター (Heydar Aliyev Center)

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東京オリンピックの新国立競技場建設で話題になった、ザハ・ハディド氏の建築物

ミュージアムやコンサートホール、エキシビジョンホールなどの入る複合文化施設で、まわりの空間含めて一度は見てみたい観光スポット。

デザインが秀逸です。

 

フレイムタワー (Flame Tower)

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バクーのシンボル、フレイムタワー。

火の国らしく、いたるところに火の存在が取り入れられています。

高さは190mで、現在バクーで最高層のビルとなっています。

夜になると、ゆらめく炎のデザインに変わるフレイムタワーも美しいです。

 

ヤナルダー (Yanar Dag)

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燃える山という意味で、山の斜面から自然に湧き出る天然ガスに着火し、燃え続けています。

バクー市街地からは7kmほど距離があり、公共交通機関はありません。

 

カーペットミュージアム (Carpet Museum)

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アゼルバイジャンの人々にとって重要な、カーペットの歴史などが展示されている博物館です。

民族衣装なども展示されており、アゼルバイジャンらしさを感じられるスポットです。

建物の形状にも注目。

 

海岸公園 (Milli Park)

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カスピ海の西岸に位置するバクーの醍醐味は海岸公園からの夜景や、夜風を浴びながらの散歩!

海岸公園といっておきながらカスピ海は世界一大きな湖であり、海でありません。

風の吹く街バクーで日常では味わえない風を浴びながらの旅行も粋なものです。

 

基本情報・治安・注意事項

 

アゼルバイジャンの基本情報

国名

Republic of Azerbaijan

首都

バクー (BAKU)

通貨

マナト (AZN) = 66.45円

言語

アゼルバイジャン語 (公用語)

宗教

主にイスラムシーア派

査証

2016年2月1日から、ヘイダル・アリエフ国際空港およびギャンジャ空港にて、30日以内の滞在が可能なVISAが発給される。

旅券

パスポートの有効期限は、査証申請時6ヶ月以上が望ましい。

電圧

220V : 50Hz

プラグ

Cタイプ、Fタイプ

時差

日本−5時間

気候

乾燥している大草原気候

運転

外務省で運転に言及している為、おそらく可能

チップ

基本は不要

水道

不可、ミネラルウォーター推奨

 

気になる治安は? 

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レベル1: 十分注意してください

レベル3: 渡航は止めてください (渡航中止勧告)

バクーもレベル1ですが、他の国と比べて特段治安が悪いわけではないです。

夜歩きやスリなどに気をつけて、安全意識を持って渡航しましょう。

 

文化・風習・病気などに注意

 

内務省発表によると,アゼルバイジャンの犯罪認知件数は,2016年中26,611件と前年より305件減少しています。しかし,特に屋内外における強盗・窃盗事件が1,188件増加しており,夜間,暗い通りでの独り歩き等は危険なほか,住宅やホテル等滞在時にも厳重な戸締まり等が必要ですので十分に注意してください。また近年では麻薬の押収件数の増加が顕著となっています。

 

都市部,地方部を問わず,半ズボンでの外出は,男性であっても,周囲から奇異な目で見られる可能性があります。女性は歩きながらタバコを吸っていると売春婦と見なされる可能性があるので注意が必要です。また,夜間の女性の一人歩きは危険ですので避けるようにしてください。

 

地方においては,イスラムの教えを守る傾向が強くありますので,男女ともに肌の露出の少ない服装を着用する,男性が女性に握手を求めない等の一定の配慮が必要です。また,イスラム寺院に入る際には,都市部の寺院であっても,男女ともに肌の露出のない服装をするとともに,女性は髪を隠してください。

 

水道水は衛生的とは言えませんので,飲料用にはボトル入りのミネラルウォーターをお勧めします。また,レストラン・食堂の中には,衛生上問題のあるところもあります。アゼルバイジャンでは魚類の輸送・保存設備が発達していないため,魚類を購入する場合は信頼できる店から購入することをお勧めします。なお,夏季は魚の腐敗が早く,現地の人も魚料理を避ける傾向があります。

 

アゼルバイジャンでは,狂犬病が発生しています。野犬だけでなく飼い犬も予防接種を十分に受けていません。また,犬以外の動物が感染することもありますので,飼い犬も含め,動物にはむやみに手を出さないように注意してください。
また,放牧されている羊の群れには,見知らぬ人間に攻撃的になる番犬がついていることがありますので,不用意に近づかないでください。
仮に,犬にかまれてしまった場合には,直ちに病院で狂犬病のワクチン接種を受けてください。 

 

アゼルバイジャン南部,イランとの国境付近では,マラリアが発生していますので,蚊に刺されないような注意が必要です。肌の露出が少ない服装を心がける,虫よけ剤を使用するなど,感染予防に努めてください。また,乾燥地帯には毒蛇がおり,中には致死性の毒を有する蛇もいます。蛇に咬まれた場合には,早期に治療を行う必要があります。

 

医療事情は良好とはいえず,地方においては,医療ミスによる死亡事故も報告されていますので,信頼できる病院・診療所を選ぶことをお勧めします。重病,重傷になると,先進国への緊急移送が必要な場合もありますので,十分な補償内容の海外旅行保険への加入をお勧めします。 

 

参考 : 外務省 海外安全ホームページ